セグメント配信の設定
保存した条件で配信対象を絞り込み、その回のメールを届けたい読者にだけ送れる機能です。 セグメントの作り方から、配信での使い方、数字の読み方までを説明します。
このガイドでわかること
- セグメントとは何で、購読状態とはどう違うのか
- 使える条件の種類と、条件の組み合わせ方
- セグメントを作って配信で使うまでの手順
- 推定配信数の意味と、開封の数字を読むときの注意
- よくある使い方の例と、うまくいかないときの対処法
設定画面の場所
配信ワークスペースの「セグメント」を開いてください。 この画面でセグメントを作成・編集・削除でき、それぞれのセグメントが今どれくらいの読者に当てはまるのかも確認できます。

| 画面の項目 | できること |
|---|---|
| セグメントを作成 | 名前と条件を決めて、新しいセグメントを保存する |
| 現在の対象 | その条件に今あてはまる読者の人数(全購読者を基準にした概算) |
| 編集 | 名前・条件・判定方法の変更 |
| 削除 | 一覧からセグメントを取り除く |
保存したセグメントは、条件を読み下した文章と、今あてはまる人数とあわせて一覧に並びます。

実際に配信でセグメントを選ぶのは、記事の編集画面にある「公開設定」の中です。設定画面で作り、編集画面で選ぶ、という分担になっています。
セグメントとは
セグメントは、購読者を絞り込むための条件に名前をつけて保存したものです。 「休眠購読者」「新規購読者」のように一度作っておけば、配信のたびに選ぶだけで使えます。
名簿ではなく、条件です
セグメントは読者を登録したリストではありません。条件は配信のたびにその場で判定され直します。 つまり、しばらく開封していなかった読者がまた読むようになれば、その読者は「休眠購読者」から自然に外れます。名簿を手で更新する必要はありません。
購読状態は変わりません
セグメントで絞り込んで配信しても、対象から外れた読者は購読を続けています。 1回の配信に含まれなかっただけで、配信停止ではありません。次の配信は今までどおり届きます。
無料・有料もセグメントで分けます
「メール送信のみ」は全購読者(無料 + 有料)が起点です。無料購読者だけ・有料購読者だけに送りたいときは、「無料プランで購読している」「有料プランで購読している」の条件を使います。 それ以外の条件は、無料購読者も有料購読者も同じように絞り込みます。
使える条件
条件は次の6つから選びます。同じ内容を裏返した言い方もそのまま選べるようになっているので、二重否定を考える必要はありません。
| 条件 | 指定する値 | 当てはまる読者 |
|---|---|---|
| 直近の配信を開封していない | 1〜20通 | 直近のメール配信を受け取ったのに、1通も開封していない読者 |
| 直近の配信を開封している | 1〜20通 | 直近のメール配信のうち、いずれかを開封した読者 |
| 購読してから一定期間が経っている | 1〜3650日 | 購読を始めてから、指定した日数以上が経っている読者 |
| 購読してから間もない | 1〜3650日 | 購読を始めてから、指定した日数が経っていない読者 |
| 有料プランで購読している | なし | 有料プランで購読している読者 |
| 無料プランで購読している | なし | 無料プランで購読している読者 |
条件の組み合わせ方
1つのセグメントには条件を5つまで入れられます。複数入れたときは、上にある「すべてを満たす」「いずれかを満たす」で判定方法を選びます。
すべてを満たす
入れた条件すべてに当てはまる読者だけが対象になります。条件を足すほど対象は狭くなります。
いずれかを満たす
どれか1つでも当てはまれば対象になります。条件を足すほど対象は広くなります。
「開封していない」には、購読してからの期間を添えてください
「直近5通を開封していない」だけで絞り込むと、先週購読したばかりでまだ数通しか届いていない読者も入ってしまいます。 「購読してから30日以上」と組み合わせて「すべてを満たす」にしておけば、十分に配信を受け取ったうえで読んでいない読者だけが残ります。
セグメントを作って配信するまで

このガイドでおすすめしている「休眠購読者」の設定例です。
手順
- 1セグメント画面を開く:
配信ワークスペースの「セグメント」を選び、「セグメントを作成」を押します。
- 2名前をつける:
配信のときに選ぶ名前です。60文字まで入ります。「休眠購読者」のように、何が入っているか一目でわかる名前にしておくと選び間違えません。
- 3条件を選んで値を入れる:
条件を選び、通数や日数を入力します(購読プランの条件は入力する値がありません)。「条件を追加」でもう1つ足せます(最大5つ)。
- 4作成する:
保存すると一覧に並び、「現在の対象」として今あてはまる人数が表示されます。想定と大きく違うときは、ここで条件を見直します。
- 5記事の公開設定で選ぶ:
記事の編集画面で「公開設定」を開き、「メール送信のみ」を選ぶとセグメントの選択欄が出ます。使いたいセグメントを選んで配信を予約します。
セグメントを1つも作っていないときは
公開設定にセグメントの欄そのものが表示されません。選ぶものがないためで、配信は今までどおり対象の全員に届きます。
配信で使う
使えるのは「メール送信のみ」です
セグメントを選べるのは「メール送信のみ」で配信するときだけです。 「直接公開する」「予約配信する」「有料販売する」は記事をサイトにも公開する操作なので、誰に見せるかを絞る対象がありません。 記事はすでに公開されていて、その案内メールだけを一部の読者に送りたい、という場面のための機能です。
「メール送信のみ」以外に切り替えると、選んでいたセグメントは外れます。配信方法を変えたあとは、必要であればもう一度選び直してください。
推定配信数の見かた
セグメントを選ぶと、そのすぐ下に「推定配信数」と、適用される条件の文章が表示されます。 この数字は保存された数字ではなく、そのつど数え直した今の人数です。 全購読者(無料 + 有料)を起点に数えるので、セグメント画面の「現在の対象」と同じ基準の人数です。

推定配信数が0人のときは配信を予約できません。条件が厳しすぎて、誰も残っていない状態です。
配信後に届くレポート
送信が終わると配信レポートのメールが届きます。セグメントを使った配信では、使ったセグメントの名前と、配信時点での対象人数もあわせて記載されます。 セグメントをあとから編集しても、送信済みの配信に記録された人数は当時のままです。
数字を読むときの注意
開封の計測は多めに出ます
メールアプリによっては、読者が実際に開いていなくても開封として記録されることがあります。この性質は、条件の向きによって働き方が変わります。
「開封していない」は安全側
多めに計測された開封は、読者をこの条件から外す方向にしか働きません。 つまり実際より少なめに出ることはあっても、読んでいる読者に「読まれていますか」と送ってしまうことはほとんどありません。
「開封している」は多めに出る
逆向きに使うと、実際には読んでいない読者も含まれます。 送って困らない案内には十分使えますが、「この人数が読んでくれている」という判断の根拠にはしないでください。
判断できない読者は、どちらにも入りません
- •まだ配信を受け取っていない読者:
「開封していない」にも「開封している」にも入りません。届いていないことは、読んでいないことと同じではないためです。
- •購読開始日がわからない読者:
購読期間の条件では、どちらの向きにも入りません。古い読者を新規として扱ってしまわないための動きです。
配信頻度が低い場合
開封の詳細な記録は約6か月で集計値にまとめられます。 「直近20通」のように長い期間にさかのぼる条件を、月1回程度の配信で使うと、古い部分はどの配信の開封かまではわからなくなります。 このとき、過去に一度でも開封のある読者は「開封していない」から外れます。休眠と判定される読者が少なめに出る方向なので、読んでいる読者に再エンゲージメントのメールを送ってしまう心配はありません。
よくある使い方
休眠読者の掘り起こし
しばらく開封していない読者にだけ、「最近どうですか」「もし合わなければ配信の解除もできます」といった内容を送ります。全員に送ると、毎回読んでくれている読者に失礼な内容になってしまう種類のメールです。
条件:直近5通を開封していない + 購読から30日以上(すべてを満たす)
新しい読者への自己紹介
購読したばかりの読者にだけ、これまでの人気記事やニュースレターの読み方を案内します。長く読んでいる読者にとっては既知の内容なので、送らずに済みます。
条件:購読から14日未満(購読してから間もない)
熱心な読者への有料プランの案内
よく読んでいて、かつ十分な期間購読している読者にだけ有料プランを案内します。「無料プランで購読している」を加えておけば、すでに支払っている読者には届きません。
条件:無料プランで購読している + 直近5通のいずれかを開封している + 購読から60日以上(すべてを満たす)
有料読者と熱心な読者への先行案内
イベントや新しい企画の案内を、有料読者全員と、無料でもよく読んでくれている読者に先に届けます。「いずれかを満たす」にすると、どちらか一方に当てはまれば対象になります。
条件:有料プランで購読している / 直近3通のいずれかを開封している(いずれかを満たす)
編集と削除
編集したとき
- これから使う配信の対象が変わります
- 予約済みでまだ送られていない配信にも、送信時点の新しい条件が使われます
- 送信済みの配信の記録は変わりません
- 名前を変えても、選択中の配信はそのまま使えます
削除したとき
- 一覧から消え、新しい配信では選べなくなります
- すでに予約済みの配信は、元の条件のまま送られます
- 意図せず全員に配信されてしまうことはありません
予約済みの配信を全員向けに変えたいときは、セグメントを削除するのではなく、記事の公開設定でセグメントを「全員(絞り込みなし)」に選び直してください。
うまくいかないとき
公開設定にセグメントの欄が出てこない
セグメントがまだ1つも保存されていないか、配信方法が「メール送信のみ」以外になっています。 先に配信ワークスペースの「セグメント」で1つ作り、公開設定では「メール送信のみ」を選んでください。
推定配信数が0人で配信を予約できない
条件の組み合わせで誰も残っていない状態です。 条件の通数や日数をゆるめるか、判定方法を「いずれかを満たす」に変えてみてください。 「無料プランで購読している」と「有料プランで購読している」を「すべてを満たす」で両方入れると、必ず0人になります。
「現在の対象」と「推定配信数」が違う
どちらも全購読者を基準に、そのつど数え直した人数です。 画面を開いたあとに開封や購読の増減があると、あとから開いたほうの数字が新しくなります。もう一度開き直すと揃います。
思ったより対象が少ない
条件を複数入れて「すべてを満たす」にしていると、足すほど対象は狭くなります。 また、まだ配信を受け取っていない読者は開封の条件のどちらにも入らないため、購読者数が伸びている時期は人数が少なめに出ます。
対象から外した読者に配信されなくなるのが心配
影響するのはその1回の配信だけです。購読状態は変わらないので、次の配信はセグメントを選ばなければ今までどおり全員に届きます。
まずは1つ作ってみましょう
最初のセグメントには「直近5通を開封していない + 購読から30日以上」がおすすめです。 作るだけで今の対象人数がわかるので、配信に使う前に自分のニュースレターにどれくらい休眠読者がいるのかを確かめられます。 配信のタイミングや件名の考え方は配信設定ガイドもあわせてご覧ください。
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